現役セラピスト ひなたんのブログ

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【心の傷】幼少期のトラウマは克服できる!インナーチャイルドを癒しアダルトチルドレンから脱出する方法。

人生はシンプルに。自己実現は簡単。

現役セラピストの ひなた です。

 

生きる事...そのことにに苦しさを感じた方は多かれ少なかれいらっしゃると思います。それは何故か!?以前に「苦しい恋愛になる理由は幼少期に原因があった」で少し述べてるで良かったら見てみて下さい。

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今回はその生きづらさの原因でもある心の傷

アダルトチルドレン

について詳しく述べていきたいと思います。

 


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アダルトチルドレンとは

「アダルトチルドレン・オブ・アルコホリック」の略で、もともとはアルコール依存の親のもとで大人に成長した人達を指していました。アルコール依存症の親達のもとで育った人は、自己破壊的とも呼べる他者への献身さを持つようになります。しかし今では家族内トラウマを抱えた多くの人々に同様な傾向が見られる為、「親との関係で何らかのトラウマを抱えた成人」と定義しています。ではどのような親子関係によって子供はトラウマを抱えるのでしょうか?

 

子供は本来、見て感じたことを言葉にします。怖がったり、怒ったり、不安がったり、疑問があれば大人に質問します。見て感じたことを自由に言葉で表現する過程に子供の心の発達があります。したがって表現の自由を許される環境が健康な家族の機能となります。子供が自由を奪われ安心して成長することができない家族ではトラウマを抱えます。このような家族を「機能不全家族」といいます。

 

 

 

アダルトチルドレンを生む機能不全家族について

機能不全家族は次の2種類に分けられます。

 

1.親(又はその立場の人)が肉体的、精神的に虐待をする家庭。

 

2.親(又はその立場の人)が多大な期待をしたり、子供が家庭内の不和などを見て調和させようとして、子供自身が大人の振る舞いをしなければならない家庭。

 

上の2種類の「機能不全家族」をわかりやすく示すと

・より怒りが爆発する家族。

・冷たく愛の感じられない心の交流のない家族。

・性的、身体的、精神的虐待のある家族。

・他人や兄弟姉妹と比較される家族。

・あれこれ批判される家族。

・期待が大きすぎて何をやっても期待に添えない家族。

・お金、仕事、学歴だけが重視される家族。

・人の目を気にする表面だけ良い家族。

・基本的な子供の世話をしない家族。

・親が病気がち留守がちな家族。

・親子の関係が反対になっている家族。

・両親の仲が悪い喧嘩の絶えない家族。

・嫁姑の仲が悪い家族。

 

等の家庭が挙げられます。「機能不全家族」で適応する為の生き方は、成長して社会生活を営む段階になると子供の頃、慣れ親しんだ適用性が通用せず、困惑するようになります。そして「アダルトチルドレン」は様々な生きにくさを抱えることになります。

 

 

 

アダルトチルドレンの生きにくさの特徴

・正しいと思うことに疑いを持つ。

・ひとつの事を最初から最後までやり抜く事が出来ない。

・自分を情け容赦なく批判する。

・何でも楽しむことが出来ない。

・自分のことを深刻に考え過ぎる。

・他者と親密な関係を築けない。

・自分が変化を支配できないと過剰に反応する。

・常に承認と賞賛を求める。

・過剰に責任を持ったり、過剰に無責任になったりする。

・忠誠心に価値が無いことに直面しても過剰に忠誠心を持つ。

・衝動的である。

 

上記の生きにくさを「アダルトチルドレン」は様々な行為、物質、対人関係で埋めようとしていきます。しかしこの生きにくさは子供の頃の家庭内のトラウマを克服することでしか埋めることはできません。通常はそれに気が付かず外界の対象で埋める(依存)抵抗を繰り返し(嗜癖)続けていきます。そして最後は精神障害やストレス性身体症状まで抱えることになります。

 

幼少期に「機能不全家族」で育ち心的外傷(トラウマ)を抱えた結果、生じる空虚感を「インナーチャイルド」といいます。子供の頃の満たされない自分が、大人になっても心の中で泣き続けています。

 

 

 

アダルトチルドレンの克服

「アダルトチルドレン」を克服する為には次の3つのプロセスが必要です。

 

1.「アダルトチルドレン」の自覚(気づき)と心の安全な場の確保。

「アダルトチルドレン」にとって現在の症状が過去のどのような体験と関連しているか把握することが重要です。そして〈 安全な場 〉を発見することにより初めて克服する為のリスクを背負う勇気がでてきます。最も〈 安全な場 〉として挙げられるのは専門家である心理カウンセラーと共に自分と向き合うことができる心理カウンセリングや「アダルトチルドレン」が集う自助グループです。

 

2.嘆き。

嘆きとは喪失したものを嘆くことです。トラウマを抱えるとは何かを喪失したということです。では幼少期の家庭内トラウマで喪失するものとは何でしょうか?それは健全な親子関係、健全な発育という子供時代の喪失です。決して取り戻すことのできない幸せに満ちた子供時代の喪失を存分に嘆き悲しむ必要があります。

 

3.人間関係の再構築。

人は存分に嘆くと喪失の意味を考えようとしたり、喪失したものを欠いたまま、人生をやり直そうと考えます。子供時代を取り戻すことができないという現実を受け入れ、これからの人性を身体的、心理的に安定させる方法を考え始めます。これは過去のトラウマ喪失を痛むものではなく、自らを労り自由に生きるアイデンティティ(自己同一性)の確立といえます。

 

 

「インナーチャイルド」の克服プロセスは長く時間のかかる作業です。

1.の気づきを得る為には8~16回に渡る心理カウンセリングや自助グループへの参加が必要といわれています。

2.の嘆きに関しては3~5年を要するとまでいわれています。

期間的な個人差はありますが、心のしくみを学んだり心理カウンセリングを利用することは、克服への段階を昇り易くしてくれます。その段階を信頼できる心理カウンセラーと共に歩めることは克服を目指す人にとって心強いに違いありません。

 

 

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