人生はシンプルに。自己実現は簡単。
現役セラピストの ひなた てす。
恋愛って苦しい...。そう思う人の為に。
前回は 恋愛依存症、回避依存症の特徴 について、それぞれの行動や感情と、二者間での感情の流れについて詳しく お伝えしました。前回のはこちら。
今回は 依存症者同士の恋愛パターン を お伝えしていきたいと思います。
依存症者同士はどのような感情で、そしてどのような態度で相手と関わっていくのでしょうか...。
依存症者同士の のめりこみ合った関係パターン
恋愛依存症者同士の場合
・お互いが お互いを取り込んでいく。
・適度な距離を取れずに お互いに集中していく。
・強烈な束縛で べっとりとした関係。
※恋愛依存症者同士の場合、どちらかに重い症状が出るので片方が消耗していく事になる。
回避依存症者同士の場合
・相手に対して激しい感情が薄い。
・1つのアディクション(嗜癖)に夢中。
・お互いが興味のある事に夢中になる為、お互いに感心がない。
※お互いの感情面は出し合わない為、いい関係を保っていると勘違いしている。
恋愛依存症者と回避依存症者の場合
・ポジティブとネガティブの感情のサイクルで関係を築く。
・相手に「魅力」と「反発」の関係性を覚える。
※恋愛依存症者の方は色々な事を相手に求めていくが回避依存症者の方は安定を求めないので恋愛依存症者の言う事は聞かず自由に行動する。
惹かれ合わずにはいられない理由
恋愛依存症者を惹きつける回避依存症者の3つの特徴
① 慣れ親しんだものへの愛着
成長してパートナーを探す時、自分を育ててくれた人(特に母親)を思い出させる人物に惹かれる(無意識)
② 幼児期の傷が癒される可能性
価値がない相手から価値があるよ!と思わせたいし言わせたい。
(理由) 小さい頃、親に自分自身には価値がないと思わされ自尊心が傷ついているので大人になってから、その代わりの人でケリをつけたい(成功したい)と思う為。
③ 幼児期の幻想が実現する可能性
回避依存症者は頭が良く言葉巧みに寄ってきて優しくしてくれるので幼少期の傷ついた恋愛依存症者の心が「この人は私を守ってくれて慰めてくれる人」と幻想を抱き心惹かれていく。
回避依存症者を惹きつける恋愛依存症者の2つの特徴
① 慣れ親しんだものへの愛着
権力をかざせる相手(弱い相手)に惹かれていく。
② 幼児期の傷が癒される可能性
支配する事で癒されると信じている
(理由) 母と似た弱い人をコントロールする事で子供時代に消耗しきった心にケリをつける為。
まとめ
お互い幼少期に傷ついた心を慰め取り戻す為に自分を傷つけた相手に似た人を見つけ、やり直そうと無意識で相手を選んでいたのです。小さい頃の自分が「悲しいよ、苦しいよ、愛して」と叫んでいるのです。切ないですね...。形は違えども お互い「愛して欲しい」という思いには かわりはありません。
小さい頃の親子関係って大人になっても違う形で現れてきます。恋愛がその1つです。より良い親子関係とはどんなものでしょう。健全な恋愛とは?
次回は恋愛依存症、回避依存症の回復の方法について お伝えしていきたいと思います。
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